iTunesとAppleMusicの違いについて
突然ですが、Appleユーザじゃないとこの辺って知らなくないですか?
PCはWindows派、携帯もAndroidの私にとってはiTunesとAppleMusicって一緒だと思ってました。せいぜい「買う方」と「聞く方」かな……(ざっくり認識)
iTunesの規約改定がやばい(前置き)
規約改定って言っても今回は利用側ではなく、配信側。
witterにてあまりにも怖ろしいツイートをみかけました。それがこちら。
配信会社絡みで一つ。最近Apple Music/iTunes周りの配信規約が変更されたらしく、
— Tanchiky (@tanchiky) May 15, 2019
「トラックタイトルが全部大文字/小文字/混合はNG」
▶単語の頭文字だけ大文字、その後小文字にする
「同アルバム内で別言語のタイトルが混ざるのはNG」
▶楽曲タイトルを全て同じ言語に直す必要
って言われて泣いてる
えっなにそれこわい。
現在配信できている会社についても、今後見直しが入るかもしれないとのこと。それなんて地獄?
さらには以下のツイートに対し
こういうのは全部NGになるんっすか🤔 pic.twitter.com/qhplZEAwLz
— Wybiz (@_Wybiz_) May 15, 2019
「同様のことをして申請した所僕はNGを喰らいました…」なんて報告があったり
さらには
ちなみに直近の自分とこのアルバムのケースだと
— Taishi (@taishi_coad) May 15, 2019
「Opens inward (Introduction)」の表記がもうだめです。
カッコ内は「Ver./バージョン」、「Edit/エディット」、「 Remix/リミックス」、「Instrumental」、「Karaoke」等の楽曲形態を表す時に使用してと言われました(ほぼ原文ママ)
なんて報告まであり。記号が入るとそれだけでもうNGのよう。まじか。
iTunes配信しなければいいって話じゃなくて、大手がこんな規約無理やり通したら他が追随する可能性があるんじゃないかなあと危惧しています。実際、Beatportは以前からこの規約。
楽曲だけじゃなくてタイトルや歌詞、あるいは歌詞カードまで含めて作品だと思っているのでなんだかなあ。推奨ルールなのであれば、美しく揃うし良いと思うのだけれど。
iTunesでの販売よりサブスクのAppleMusicに舵切りしたいんだろって言ってる人居るけどそういうことじゃなくない?だってそもそも配信申請段階やでこれ。
今回改訂された規約はこれ。ううん分かりづらい記述ばっかりだな。
iTunes Store Music Style Guide
そもそもiTunesとAppleMusicなにがどこまで違うんだろう(本題)
表現が制限されるーーとか使い勝手がーーとかいうのは今回割愛。林檎ユーザじゃないから知らん。
なにが違うんだろうなと調べたのでまとめがてらメモ。
iTunes
今回はiTunesミュージックについて。
Appleが提供する音楽配信サービス。iTunesとApple IDが必要。
1曲、またはアルバム毎に購入。ファイル形式はM4AでDRM保護なし。音質は256kbps。
購入=所有権を保有するため、曲を削除した場合に再ダウンロードが可能。
ダウンロードした曲は大抵のデバイスで試聴が可能。Appleに関係ないアプリ、ソフトでの利用ができる。
→ Apple社のデジタル音楽配信サービス。それ以上でも以下でもなさそう。
Apple Music
Appleが提供する音楽ストリーミングサービス。iTunesとApple IDが必要。
月額980円で4000万超を超える楽曲が聴き放題。ファイル形式はM4PでDRM保護あり。音質は256kbps。
購入ではないため、ダウンロードはできるがキャンセルや解約をするとiTunesライブラリから削除される。
対応デバイスが限られるため、古い機種では利用ができない。また、PSPやウォークマン、その他音楽プレイヤーでの視聴も不可。windowsPCやAndroid機種からはiTunesアプリをダウンロードすることで一応利用可能ではあるものの、Androidは対応外の機種もそれなりにある模様。動画編集や音楽編集なども不可。
曲数は多いものの、iTunesにはあるがApple Musicでは配信されていない楽曲も多数存在する模様。聞きたい曲が配信されてるなら良いが、対象外だと購入しないといけないので二度手間+費用がかさむ。また、別配信サイトから購入した楽曲をまとめて視聴することができない。
→ 月額でたくさん聞けるけど対応アプリから聞くだけね!こっちになければiTunes Storeで別途購入してね。他サイトで買った曲?知らん。
つまり?(まとめ)
◆iTunes :
Appleが提供している音楽・動画再生プレイヤー。対応ファイルであればAppleに関係ない楽曲・動画の試聴も可能。楽曲の取り込み、書き込み、プレイリスト作成だけでなくApple製品(iPhone、iPod touch、iPad)へのファイルコピーや自動同期(音楽・写真だけでなく連絡先、予定表、メモ帳内容等も含む)が可能。Windows Media Playerにその他余計な機能がついた感じか。
◆iTunes Store :
Appleが運営している音楽配信、動画配信、映画配信、映画レンタル、アプリ提供などを行うコンテンツ配信サービス。
◆iTunes Music Store :
iTunes Storeの旧名。最初は音楽配信だけだったためこの名前。現在はiTunes Storeのうち音楽配信コンテンツをiTunes Musicと通称。
◆App Store :
Appleが運営しているApple製品(iPhone、iPod touch、iPad)向けアプリのダウンロードサービス。AndroidでいうGooglePlay。
◆Apple Music :
Appleが運営している音楽ストリーミングサービス。Amazon Musicみたいなもの。
名前も似てるしメリットとデメリットややこしいし林檎ユーザは大変だなと思いました。いやでもGoogleも大差ないか…
冒頭の規約改定問題は気になるので続報待ちです。変なほうにいかないといいなあ。